仕事で本番環境へのデプロイを数多くしてきましたので、個人的に大切だと感じた心得的なものを記載していきます。
本番環境作業時の心得
今回は、本番作業時にスコープを当てて記載していきます。
エンドユーザを意識
本番環境でサービス停止につながるミスを犯した場合、エンドユーザにどれほどの影響を及ぼすのかを意識します。これを意識しているだけで、気が引き締まり作業ミスの軽減に繋がります。また、作業前には打ち合わせなどを開き、そこで過去に起きたミス事例などを共有することも効果的です。
ダブルチェック
作業時は、ダブルチェックをしながら進めましょう。自分が正しいと思って実施していた作業が、実は間違っていたということは多々あります。ダブルチェックをしっかりして、ミスを減らしましょう。
また、チェックする人は、自分が実施しているつもりでチェックしましょう。実施者は正しいと思って作業しているので、少しでも違和感を感じたら声をかけましょう。結果それが正しかったとしてもミスをするよりマシです。
本番作業は、出社して実施しましょう。テレワークでダブルチェックすると、チェック者はちゃんとチェックしているのかわからないし、通話のラグがあるのでEnterボタンを押した後に、間違っているといわれる可能性があります。必ず隣り合わせで作業しましょう。
指差し呼称
設定確認やコマンド実行時などは、指差し呼称しましょう。指差し呼称により、集中力、意識、注意力が向上し、ヒューマンエラーの防止に繋がります。小声でも効果はあるので、実施しましょう。
関係ない画面は閉じる
本番作業に関係のない画面は閉じましょう。特に開発環境や検証環境などの画面は絶対に開かないようにしましょう。開発環境を触っていると思っていたら、本番環境を触っていたなどの事例はよくあります。本番作業中は関係ない画面は必ず閉じましょう。
手順書通りに実施
必ず手順書通りに作業しましょう。イレギュラーな事態が起きて手順書通りにいかないときがあります。「このコマンドを打ったらうまくいきそうなのに!」という場面があるのですが、自分だけで判断するのはやめましょう。責任者がいる場合は、必ず確認しましょう。
検証環境で安全が担保された手順書に必ず従いましょう。
異常時には即連絡
上記でも記載してますが、異常時が起きた場合は一人で判断して行動はせずに、メンバーもしくは責任者に即時相談しましょう。作業者は自分のせいだと思って相談しない人がいますが、相談なしに誤った作業で、異常な事態を悪化させるほう最悪です。
検証と本番の差異が原因になることが多いです。自分の責任とは思わずに即連絡しましょう。
おわりに
本番作業時には、トラブルが起きることがあります。作業前にトラブル時の動き、注意点等をしっかりと共有することも大切だと感じてます。また、検証作業でのリハーサルもしっかりと準備しましょう。
また、作業でのトラブル発生時は、しっかりと振り返りを実施し、チームへの共有対策をしましょう。
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